前回に引き続き、静内ハウス団地よりお送りします。さて、前回取材しました、ポッドに植え替えをしたミニトマトの苗が大きく育ちましたので、いよいよ栽培用のビニールハウスへの定植作業が行われます。
約1か月でこれだけ大きく育ちました。
まずは、苗をコンテナに入れて定植するハウスへ運びます。天気が良かったこともありハウスの中は2月とは思えない気温で(外の気温は氷点下でした…)、研修生も半袖で作業していました。
軽トラックに積み込み運んだ苗を定植しやすいように並べていきます。土の上に穴の開いたビニール(農業用マルチシート)が張ってありますが、この穴の部分に苗を植えていきます。一口に定植作業といってもただ苗を植えるだけではなく、このような下準備も多くあります。少しだけ運搬作業を手伝いましたが、短時間でも汗びっしょり。暑いハウスの中ではなかなかの重労働でした。
苗を植える前に水を撒きます。ビニールの下に青いホースが通っていますが、このホースには一定間隔で小さな穴が開いており、水を通すとそこから水が出てまとめて水を撒くことが出来ます。ある程度水を撒いたらいよいよ定植作業となります。
ビニールの下はとても柔らかい土ですので、手で穴を掘りポットの土ごと植えていきます。定植は時間勝負。寒くなる前に一気に植えて、水やりや、布を被せて苗を温めてあげなければならないとのことで、研修生が手際よく作業しておりました。
今回苗を植えたミニトマトですが、順調にいけば5月頃から収穫が出来る予定です。1月からハウス団地での研修に入った研修生の西口さん夫婦にとっては、一から作る初めてのミニトマト。今から収穫が楽しみですね。
今後も苗の成長や作業の様子をお伝えできればと思っていますのでご期待ください。
<取材日 平成31年2月26日>
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